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2016年5月23日月曜日

昭和の名作庭家 中根金作氏

翡翠園・玉翠園の庭園は
造園の権威大阪芸術大学学長を勤めた
中根金作氏の設計監督による庭園です。
 
作庭家中根金作氏は
東京造園学校(現在の東京農業大学)を卒業
 
正五位勲三等瑞宝賞を受賞され
日本や世界に数多くの作庭を行い
「昭和の小堀遠州」と称えられました。
 
主な作品として「足立美術館枯山水園」(島根)、「城南宮楽水園」(東京)
「ボストン美術館天心園」(アメリカ合衆国)などがあります。
 
 
 
 
<昭和53年に開園された翡翠園>
 
 
正面には70tのコバルトひすいの原石
 
 
 
松林を背景に、三つの滝・池・曲水をもって構成されており
巨石と数多くの石を使用した豪壮・優雅なたたずまいの
回遊式庭園
 
 
 
 
 
<昭和56年開園の玉翠園>
 
 
 
 
 
遠くの山並みを借景し、庭園の月山と結びつけ
空間の奥行きを見せた視点上(休憩室)から眺める
観賞式庭園
 

 
 
数多くの信念を持ち、生涯現場主義を貫き
研ぎ澄まされた感性により
自然を使って卓越した自然風景を作り上げた中根金作氏
造園から芸術創作へと高めるために
生涯を捧げたそうです。
 

 
 
 
心地よい薫風に吹かれながら
中根金作氏の作庭哲学と万緑にふれながら
ゆっくりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか…
 
 

6月5日に建築ガイドツアー が開催されますので、
ぜひ、ご参加下さい。
 
 
皆様のお越しをお待ちしております。  



(m)

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