8月最後の日となりました。
本日の糸魚川は雨が降っています。
日照り続きの後に降る雨を
「喜雨」(きう)というそうです。
文字通り喜び、恵みの雨という意味です。
久しぶりの雨が地面を冷やし、
気温が下がり過ごしやすい日となりました。
翡翠園では
サルスベリが咲き始めました。
サルスベリは漢字にすると
百日紅と書きます。
その由来にはある言い伝えがあるそうです。
ある日、王子が恋人に百日後の再会を
約束して旅立ちました。
しかし王子が戻ったとき、
すでに恋人は亡くなっていたのです。
そして恋人が埋葬された場所から
サルスベリが生えたといいます。
これが百日紅(ヒャクジツコウ)の
名前の由来であるともいわれます。
少し切ない物語が
名前になったサルスベリ。
夏から秋に移り変わる庭園に
彩りを添えてくれています。
この季節でしか見ることのできない景色を
お楽しみいただければ幸いです。
皆様のお越しをお待ちしております。
(M)
【翡翠園、玉翠園・谷村美術館HP http://gyokusuien.jp/】