ありがとうございます~

2020年10月30日金曜日

『振り茶』をたのしむ

 『振り茶』

聞き慣れない言葉かもしれませんが、

日本に江戸時代頃からある習俗で

「お茶を茶せんで泡立てて食べたり飲んだりする」

風習をさすそうです。

現在も国内数カ所に「振り茶」の文化は残っていまして、

糸魚川に伝わる「バタバタ茶」もその一つになります。


全国に残る「振り茶」の種類

・ブクブク茶(沖縄)

・ボテボテ茶(島根)

・ボテ茶(愛媛)

・桶茶(愛知)

・フイチャ(鹿児島)

・中曽司の振り茶(奈良)

・バタバタ茶(新潟、富山)


バタバタ茶は糸魚川の他、お隣の朝日町(富山)でも飲まれています。

地域が近く名前も一緒なので同じお茶だとばかり思っていたのですが、

調べてみると

糸魚川のバタバタ茶は「大豆、麦茶、番茶、茶の花、カワラケツメイのブレンド茶」であるのに対して、

朝日町のバタバタ茶は「黒茶」という後発酵茶(プーアール茶の仲間)であり、まったく違う原材料のバタバタ茶のようです。

二つのお茶を飲み比べてみるのも

楽しいかもしれませんね。


玉翠園喫茶でも『糸魚川のバタバタ茶』をお楽しみいただけます。

通常は泡立てたものを提供しておりますが

ご希望の場合はお客様ご自身で泡立てて楽しんでいただくことも可能ですので、

ご注文時、どうぞスタッフにお声掛けくださいませ。

皆様のお越しをお待ちしております。

(S)

【翡翠園、玉翠園・谷村美術館HP http://gyokusuien.jp/】




2020年10月26日月曜日

柿の日

 10月も最後の週に入り、

日に日に寒くなってきました。

暖房の準備をしたり、

羽織るものが増えたりした方も

多いのではないでしょうか?



翡翠園、玉翠園・谷村美術館の木々も

少しずつ色を付けはじめ、

紅葉の季節へと向かっています。


翡翠園

玉翠園


谷村美術館


本日、10月26日は柿の日だそうです。

1895年(明治28年)の今日、

俳人・正岡子規が

『柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺』の

句を詠んだ日とされています。

正岡子規は大の柿好きだったこともあり、

“柿”を使った俳句がいくつかあるそうです。



「食欲の秋」

柿をはじめ、美味しい食べ物が

たくさんの季節ですね。


「食欲の秋」の他にも

「読書の秋」・「スポーツの秋」・「芸術の秋」と

「〇〇の秋」という言葉を多く耳にします。



秋は気候的に過ごしやすいため、

このような表現が多いと言われています。

皆様が思い浮かべる“秋”は何でしょうか?



「芸術の秋」には、美術館巡りがおすすめです。

今月9日に発売された『Casa BRUTUS 11月号』の

特集「日本のBEST美術館100」には

日本全国の様々な美術館が掲載されています。




その中に、谷村美術館も
紹介していただいています。

書店で見かけましたら
ぜひお手に取ってご覧ください。



肌寒い日が続きますが、体調に気を付けながら

様々な秋をお楽しみください。



皆様のお越しをお待ちしております。


(M)


【翡翠園、玉翠園・谷村美術館HP http://gyokusuien.jp/


 


2020年10月20日火曜日

翡翠園の澤田政廣先生作品

 今日の翡翠園は、とても晴れて

暖かい日差しが降り注いでおります。


さて今日は、翡翠園の澤田政廣(さわだせいこう)

先生の作品を、ご紹介したいと思います。

谷村美術館は澤田先生の作品10点を

展示するためだけに作られたのですが

実は翡翠園にも澤田先生の作品があるんですね。


まずは入口入って左側の聴音舎

(ちょうおんしゃ)に展示されています。

釈迦如来(しゃかにょらい)という作品です。

昭和17年作とあるので

今から約78年前の作品になります。

歴史を感じますね。


後ろのステンドグラスにも澤田先生の

お名前が入っています。

数えで94歳の時に作られたのでしょうか。

澤田先生93歳でご逝去されたのですが

亡くなられる前日まで

作品を作っていらっしゃった凄い方なのです。



枠に翡翠が描かれていて、とても美しいです。

聴音舎の天井はステンドグラスに
なっているのですが
こちらを作った方も、実は凄い方なのです。

ステンドグラス作家の
今野満利子(いまのまりこ)さんです。
残念ながら昨年の9月に
77歳でご逝去されたそうですが
日本にステンドグラスを広めた
第一人者の方です。


色鮮やかで、とても綺麗な作品ですね。


そして入口入って右側の、山の上にある
沸心(ぶっしん)という石碑。


こちらも澤田先生のお名前が入っています。
左側の象に乗った仏様が
描かれている石碑は
玉翠園にも同じ絵が描かれた
澤田先生の作品がございます。

玉翠園・谷村美術館、翡翠園どちらも行かれると
また違った澤田先生の作品に
出会うことができます。


日に日に色づいてきている翡翠園へ
ぜひお越しください。

いつもたくさんのご来園ありがとうございます。

(K)

【翡翠園、玉翠園・谷村美術館HP http://gyokusuien.jp/


2020年10月15日木曜日

秋の声


翡翠園も秋めいてきました。


園内を歩けばたくさんのトンボが庭や空を飛びかい

鳥のさえずりに交って秋の虫の声も聴こえてきます。



秋の虫の声を聴くと、

ああこれから徐々に寒くなっていくのだな…

夕暮れも早くなっていくなぁ…と

少し寂しいような、しみじみとした氣持ちになります。

これから少しずつ

虫の声も増えていくことでしょう。


聴音舎より


風の音 滝の音

鳥の歌 虫の声


 今ここだけの音を聴きに、

どうぞ、翡翠園へお越しくださいませ。

(S)

【翡翠園、玉翠園・谷村美術館HP http://gyokusuien.jp/

2020年10月9日金曜日

キンモクセイが開花

10月に入り、気温がどんどん下がっていき、

肌寒いと感じる日が多くなってきました。

季節は本格的な秋へと進んで行きます。


庭園はこれから紅葉に向かっていきます。
まだ小さな変化ですが、植物が少し
色を変え始める、ちょうど過渡期状態です。


ドウダンツツジの表面の色がかすかに
変わり始めてきました。

庭園全体の紅葉にはもう少し時間がかかりますが、
今、見頃をむかえているのがキンモクセイです。


翡翠園内に数カ所あり、特有の良い香りがして、
10月の翡翠園内は景観と共に香りを楽しんでいただけます。


右の黄色い花をつけているのがキンモクセイ。
この石段沿いにキンモクセイがあり、
この道全体が良い香りに包まれています。


近くで見るとひとつひとつ小さな花が、
とても可愛いです。

皆様のお越しをお待ちしております。

(H)

【翡翠園、玉翠園・谷村美術館HP http://gyokusuien.jp/


2020年10月5日月曜日

おすすめコース

 台風シーズンが終わると、天高く青々した晴れが続きますが、

今日はあいにくの雨模様となりました。

一雨ごとに朝晩の冷え込みが強くなりますが、

樹木の葉が錦に染まり秋の深まりを感じて来ます。

紅葉シーズンの翡翠園(ひすいえん)、

玉翠園(ぎょくすいえん)

谷村美術館(たにむらびじゅつかん)の

おすすめコースをご紹介したいと思います。


先ずは回遊式日本庭園の『翡翠園』へ。

ゆっくりと歩きながら、  

庭園を散策すると季節ごとの草花を見ることができ、

所要時間は30分ほどです。(簡単なご案内をしております)

翡翠園

入ってすぐにコバルトヒスイの原石70㌧があり、
触ってヒスイパワーを感じることができますよ。
『幸運・成功・不老長寿』

そのヒスイが展示してある
『ひすい美術館』へお入りください。


             ここには中国産やインド産、
       もちろん糸魚川産ヒスイの工芸品が展示されております。
 ヒスイ製品のショップもぜひご利用ください。

ひすい美術館内

   その後は、翡翠園からお車で2~3分(歩くと15分ほど)
   移動していただき、
  玉翠園・谷村美術館へ参ります。

玉翠園・谷村美術館入口

こちらは谷村美術館から見学となります。
美術館、庭園のご案内も無料で行っておりますので、
受付で気軽にお声掛けください。
所要時間は30分ほどです。
谷村美術館は建物自体が作品のひとつで、
展示作品ひとつずつに合わせて部屋作りがされており、
それに合わせて照明、
自然光の取入れが計算されて作られている美術館です。

谷村美術館入口回廊

谷村美術館の後は、
玉翠園にお入りください。
  室内から見て頂く鑑賞式日本庭園です。

玉翠園

庭園を見ながらコーヒーや抹茶、
糸魚川バタバタ茶などいかがでしょうか。
それぞれ、お菓子付きの500円です。
お時間が許す限り
ごゆっくりとおくつろぎください。

ショップコーナー

糸魚川のお土産が並ぶショップコーナーもおすすめです。

短い秋を楽しんで頂ければと思います。
皆様のお越しをお待ちしております。

(N)

【翡翠園、玉翠園・谷村美術館HP http://gyokusuien.jp/

2020年10月2日金曜日

神無月

 10月に入り、ようやく秋らしい気候となりました。


10月は「神無月」とも呼ばれていますね。

全国の神々が出雲大社に集まり、

諸国に神がいなくなることから神無月と

呼ばれるようになったという説が有名です。

反対に、神様が集まる出雲では、

「神在月」と呼ばれています。


出雲大社と言えば「縁結び」。

どんなご縁を結ばせるか、神様が集まって

会議を開いているといわれているそうです。



さて、谷村美術館出口回廊にある

ドウダンツツジが色づき始めております。

これからさらに秋が深まり、

真っ赤に色づくのが楽しみです。



また、11/6~11/15には、玉翠園・谷村美術館にて

「秋の庭園ライトアップ2020」も開催いたします。

昼間に見る庭園とは違う雰囲気の庭園を

楽しんでいただけたらと思いますので、

ぜひお越しください。





いつもたくさんのご来園ありがとうございます。




(I)

【翡翠園、玉翠園・谷村美術館HP http://gyokusuien.jp/