『振り茶』
聞き慣れない言葉かもしれませんが、
日本に江戸時代頃からある習俗で
「お茶を茶せんで泡立てて食べたり飲んだりする」
風習をさすそうです。
現在も国内数カ所に「振り茶」の文化は残っていまして、
糸魚川に伝わる「バタバタ茶」もその一つになります。
全国に残る「振り茶」の種類
・ブクブク茶(沖縄)
・ボテボテ茶(島根)
・ボテ茶(愛媛)
・桶茶(愛知)
・フイチャ(鹿児島)
・中曽司の振り茶(奈良)
・バタバタ茶(新潟、富山)
バタバタ茶は糸魚川の他、お隣の朝日町(富山)でも飲まれています。
地域が近く名前も一緒なので同じお茶だとばかり思っていたのですが、
調べてみると
糸魚川のバタバタ茶は「大豆、麦茶、番茶、茶の花、カワラケツメイのブレンド茶」であるのに対して、
朝日町のバタバタ茶は「黒茶」という後発酵茶(プーアール茶の仲間)であり、まったく違う原材料のバタバタ茶のようです。
二つのお茶を飲み比べてみるのも
楽しいかもしれませんね。
玉翠園喫茶でも『糸魚川のバタバタ茶』をお楽しみいただけます。
通常は泡立てたものを提供しておりますが
ご希望の場合はお客様ご自身で泡立てて楽しんでいただくことも可能ですので、
ご注文時、どうぞスタッフにお声掛けくださいませ。
皆様のお越しをお待ちしております。
(S)
【翡翠園、玉翠園・谷村美術館HP http://gyokusuien.jp/】