次に進む部屋に自然と導かれるつくり |
谷村美術館の大きな特徴のひとつに
『鑑賞順路』があります。
美術館に入ると、一番最初のお堂(展示室)にだけ
入口を示す矢印があります。
それ以降に館内表示は一切無く、
鑑賞者は、お堂を出る時に見える仏像に向かって
その都度進みます。
まるでシルクロードの巡礼のように、
仏像に導かれるように進んでいただく順路となっています。
澤田氏が彫ったひとつひとつの仏像と、
まるで寺院の中で出会うかのように
出会って欲しい。
建築家村野氏の、
澤田氏作品に対する尊敬の意を感じます。
美術館の受付で
皆様に順路表をお渡ししてはおりますが、
ご来館の際にはぜひ
なるべく順路表を見ずに、
巡礼の旅のように
次の仏像に出会っていただけたらと思います。
皆様のご来園をお待ちしております。
(S)
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