ずっと雨が降らなかった糸魚川にも雨が降り
カラカラだった木々たちが生き返りました。
8月3日・10日(日)に石フェス限定の
モーニングツアーが行われました。
両日ともご予約いただき
ご参加くださったみなさまは誠にありがとうございました。
※館内撮影は禁止です。 |
ツアー中に色々とご質問いただき
お答えできなかったものもございましたので
その後調べてみました。
仏像の後ろによくある光の輪ですが
光背(こうはい)や後光(ごこう)と呼ばれ
頭の後ろだけで光るものと、全身から光を発するものがございます。
仏様の神秘的でまばゆいオーラを目に見える形で表したそうです。
谷村美術館には7体の仏像に光背が表されております。
無いものは人間をモデルにしているためか
それぞれ違う表現にしたのではないかと思われます。
それと高さのある仏像をどうやって彫っていたのかと
ご質問がありました。
澤田先生が実際に制作中の昔のお写真が残っていたのですが
澤田先生ご自身が高さのあるものに乗り
仏像が立った状態で彫られていたようです。
当美術館最大の仏像は「聖観音」という作品で
高さが3m38cmございます。
かなり大きな作品になりますので
制作は大変なご苦労があったと推測されます。
こうやって調べてみると
まだまだ奥が深いと感じました。
古来より信仰の対象や人々の心の拠り所となっていた仏像を
アートという形で表現された澤田先生。
そしてその作品を最大限にリスペクトした建物を
建築された村野先生。
今もなお色褪せることのないお二人の作品のエネルギーを
感じることができます。
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