2024年1月1日に発生した能登半島地震の影響により
破損してしまい修復中だった
【曼珠沙華】
修復が終わりようやく戻ってきました。
曼珠沙華ファンの皆様
お待たせいたしました。
曼珠沙華の別名は彼岸花(ヒガンバナ)
お彼岸の頃に咲く花をイメージして作られた作品です。
※館内は撮影禁止です |
偶然にも搬入される数日前に
園内に咲き始めた
彼岸花
赤色と白色のお花が
紅白に咲き並び
祝福しているかのように観じました。
アゲハ蝶も祝福しにきたかのよう |
*
ここで曼珠沙華について説明させていただきます。
1959年(昭和34年)
澤田先生が66歳の時に制作された作品です。
阿修羅を思わせるようなお顔と
千手観音を思わせる手を付けて
仏の姿として作られています。
左右からのスポットライトにより
後方にふたつの影が映ります。
その影を半分に切って見てみると
上半分は両手を上げて喜びを
下半分は両手をグッと握り
苦しみ・悲しみに耐えているお姿を表現しています。
澤田先生は
「たくさんの腕を持つという事は人間の欲望のひとつの現れである」
という言葉も残しています。
*
秋らしく心地よい気候になってきました。
澄み渡った秋空
夏から秋へ
庭園の植物や虫たちも移ろってきました。
綺麗に修復していただいた
曼珠沙華や
秋の庭園へ
是非ともいらして下さいね。
皆さまのお越しを心よりお待ちしております。
(R)
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