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2025年9月28日日曜日

おかえりなさい 曼珠沙華

 2024年1月1日に発生した能登半島地震の影響により

破損してしまい修復中だった


【曼珠沙華】


修復が終わりようやく戻ってきました。

曼珠沙華ファンの皆様

お待たせいたしました。


曼珠沙華の別名は彼岸花(ヒガンバナ)

お彼岸の頃に咲く花をイメージして作られた作品です。

※館内は撮影禁止です


偶然にも搬入される数日前に

園内に咲き始めた

彼岸花

赤色と白色のお花が

紅白に咲き並び

祝福しているかのように観じました。



アゲハ蝶も祝福しにきたかのよう





ここで曼珠沙華について説明させていただきます。

1959年(昭和34年)

澤田先生が66歳の時に制作された作品です。

阿修羅を思わせるようなお顔と

千手観音を思わせる手を付けて

仏の姿として作られています。

左右からのスポットライトにより

後方にふたつの影が映ります。

その影を半分に切って見てみると

上半分は両手を上げて喜びを

下半分は両手をグッと握り

苦しみ・悲しみに耐えているお姿を表現しています。

澤田先生は

「たくさんの腕を持つという事は人間の欲望のひとつの現れである」

という言葉も残しています。



秋らしく心地よい気候になってきました。

澄み渡った秋空



夏から秋へ

庭園の植物や虫たちも移ろってきました。






綺麗に修復していただいた

曼珠沙華や

秋の庭園へ

是非ともいらして下さいね。

皆さまのお越しを心よりお待ちしております。


(R)

【翡翠園、玉翠園・谷村美術館HP http://gyokusuien.jp/】 










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